感謝と謝罪
幼少時代に誰もが両親や学校の先生に教わることがあります。
それは、感謝と謝罪である。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は社会で生きていくために重要であるが故に、大人はそれを子供に教え込む。
感謝と謝罪は道徳であり、社会のルールだからだ。
社会で生きていくためには、人間(対人)関係は必要不可欠であり、それが人生の支柱となる事も多いのだ。
だから、人は皆人間関係に悩み、良好にしようと努力する。
幼少時代に教えられた感謝と謝罪は、大人になると日々の忙しさやストレス、経験などのあらゆる外因的要因、自尊心やアイデンティティーによってあやふやになってくる。
自分という自我が確立されすぎて謝れなかったり、お礼が言えなかったりする。
仕事では勿論形式上は言う事であろう。しかし、形式上は形式でしかない。
仕事でも、個人でもしっかりお礼と謝罪が出来る人というのは、非常に素晴らしいと思う。
世界にはこんなに人間がいて、仕事していたらクレームは勿論、クレーム予備軍みたいな事は多く存在する。
皆、仕事だから勿論謝るだろうが、謝り方は人それぞれで、その言葉を言ったからといって本当にお礼、謝罪の気持ちがあるかといえば、そうではない。
言葉だけは謝ってるけど、心がこもってない謝罪はすぐに分かるだろう。
勿論、全てのお礼と謝罪に気持ちを込めないといけないという事ではないが、ただせっかく形式上だとしてもその言葉を言うのであれば、相手の感情に働きかけるお礼と謝罪をしたいものである。
感情に働きかける感謝と謝罪を示す事でクレーム予備軍があったとしてもクレームに発展しない場合は多く存在するのだ。
身近な事で言うのであれば、日常生活での口ゲンカ。
そんなとき、最も重要なのは、きちんと「謝る」姿勢を見せるということ。
なぜならば、脳には「相手に共感する」という機能があり、先に「悪かったよ」「ごめんね」などと折れることで、
こちらの態度に相手の脳が共感し、冷静さを取り戻すことができるからだ。
しかもごめんねという言葉と表情で表現することで、視覚と聴覚の両方からの情報が入ってきて、脳が処理をする。
すると脳の怒りを作り出す部分も沈静化にむかうのだ。
謝罪の表出に感謝の表出もされたらもう怒りどころか、気持ちよくさえなれるだろう。
ありがとう、という感謝は、人間の脳の中にある報酬系の部分が活発化し、
ドーパミンやエンドロフィンなどのホルモンを分泌してくれる。
ちなみに、ドーパミンは人に快感を与えてくれる報酬系のホルモン。
エンドロフィンは人に多幸感を与えてくれる同じく報酬系のホルモン。
なので、「有難う」と心から感謝され、気持ちよくなった経験は誰しもにあるだろう。
人を気持ちよくさせる事は、凄い能力で、仕事に与える影響は勿論、周りにいる人を楽しく出来る。
脳は快反応を与えてくれる相手に好意を持つ。
周りの人に好かれたら仕事も友人関係も、勿論恋愛関係も、極論、全て良い方向にいく。
『ごめんなさい』
『ありがとう』
大事な言葉だ。
人生を豊かに生きたいと思うのであれば、当たり前のこの言葉しっかり言えるようになると生活が円滑に豊かになるだろう。
だから、例え仕事で形式上だとしても、感謝と謝罪はしっかり伝えよう。
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