子宮癌の種類とその初期症状を知っておこう
最近小林真央さんの乳癌のニュースが取り沙汰されており、検診に行くことを考えている人も多いのではないでしょうか。
めんどくさい、私は大丈夫だろうなどと思わずきちんと検診に行くことを強くオススメします。
絶対に行ったほうがいいです。
女性特有の癌、乳癌にしても子宮癌にしても初期は無症状であることが多いのです。
前回は、乳癌・乳癌の検査と費用について書いたのですが、今回は乳癌と同じくらい女性にとって深刻な子宮癌を説明して行きたいと思います。
まず、子宮癌には発生する部位により子宮頸癌と子宮体癌(子宮内膜癌)に分けられます。
【子宮頸癌】
子宮癌の60〜70%をしめている。
好発年齢は、20代後半から増加し、30〜40歳代にピーク。
原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染である。
ヒトパピローマウイルスに感染しやすい人として、
- 性交渉の相手が多い人
- 性交渉の開始年齢が早い人
- 分娩回数の多い人
があげられる。
【子宮体癌】
子宮癌の30〜40%。
好発年齢は40歳代から増加。子宮頸癌より高年齢である。閉経後10年間に75%が集中。
原因は女性ホルモンが関係しており、
- 妊娠回数の少ない人、月経が不順、不妊者
- 肥満、卵巣癌、乳癌、大腸癌の家系
- 子宮内膜増殖症の既往
- エストロゲン服用歴がある人
にあげられる。
子宮癌は早期は無症状であるため、子宮癌検診で発覚することが多いです。
【症状】
-
- 不正出血
- 性交時の出血・性交後の出血
- おりものの異常
- 下腹部の痛み
- 排便異常・排尿障害
- 血尿・血便
- 発熱・寒気等
です。
子宮癌が進行すると、その周辺の臓器に転移がみられるようになります。
癌細胞がリンパ管や血液に転移すると、血液やリンパの流れに乗って癌細胞が他の臓器に運ばれるので、癌が遠隔転移してしまうのです。
血液やリンパの流れによって運ばれた癌細胞は、肝臓や肺などに転移します。
こうなると、原発巣の子宮やその周囲の癌を取り除いたとしても、癌の拡がりを止めることは不可能です。
まずはおりものの異常や出血など異常に気付いたら放っておかず病院に受診するようにしましょう。
子宮癌は乳癌と同様、女性にとって誰がなってもおかしくない、怖い病気です。
自分のためだけではなく自分の大事な人達のためにも検診に行きましょうね。
次回は子宮癌検診の検査の内容と費用を説明します。
・子宮癌の内容とその費用
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